目的:「聴く・話す」維メソッドを考えたきっかけ
語学の学習環境がない中での語学学習には、効果的なメソッドがほしいですね。神戸の一粒中国語教室の李維娥は中国語を指導して10年以上経ちました。受講生と共により効果的なメソッドがないかと模索してきました。
ここには、日本にいる中国語学習向けに、下記のメソッド2つ考案しました。
・中国語声調マスター維メソッド
・中国語アウトプット力アップ(output力up)維メソッド
それぞれの状況に応じて調整してお試しいただければ幸いでございます。また、使ってみて、「こうした方が私にはより良かったとか…」などの率直なご意見を頂ければ嬉しいです。
今後の民間中国語教育の質の向上に繋がっていけばと目指しております。
中国語声調マスター維メソッド
中国語を話せるようになりたいと目指している方、中国語を学び始めた時、まずは「聴く・話す」ことに重点を置きましょう。特に4つの声調に気を付けるとなお良いでしょう。
復習・練習する際は次のステップをご参考になれば幸いでございます。
ステップ1 声調を安定させましょう。
① 学習の前に、4つの声調を復習。
例えば:
mā 妈 má 麻 mǎ 马 mà 骂
suān酸 tián甜 kǔ苦 là辣
ステップ2:いろいろな声調と組合せして楽しみましょう。
例えば:
・hěnsuān 很酸
・hěn tián 很甜
・hěnkǔ 很苦 (※一番目の第三声が変調します)
・hěnlà 很辣
★ tīng 听 hǎo好
★ dú 读 hǎo好
★ xiě 写 hǎo 好 (※一番目の第三声が変調します)
★ kàn 看 hǎo 好
◇duō 多 tīng 听
◇duō 多 dú 读
◇duō 多 xiě 写
◇duō 多 kàn 看
ステップ3、声調を聞き分けできるように練習しましょう。
例えば:
◆数字1~10を言いながら、声調毎にグループ分けをしてみる
◇学習した単語などを聞いてグループ分けてみる
ステップ4、自分が苦手な発音をピックアップして練習してみましょう。
例えば:
◆shí 十 shì 是 shí 十 , sì 四 shì 是 sì 四 。
◇mā 妈 mā 妈 mà 骂 mǎ 马 , mǎ 马 mà 骂 mā 妈 mā 妈 。
◆第1声~第4声:zhōng 中 guó 国 hěn 很 dà 大。
◇第4声~第1声:rì 日 běn 本 háng 航 kōng 空。
◆その他:hǎo 好 hāo 好 xué 学 xí 习,tiān 天 tiān 天 xiàng 向 shàng 上 。
・shēn 身 tǐ 体 jiàn 健 kāng 康。
中国語output力up維メソッド
「聴く・話す」との音読練習でアウトプット力アップ(output力up)を目指しましょう。
ステップ1.音読する前に、全文を2回以上聞いてみましょう
全体的な流れを把握しましょう。
ステップ2.小声で追って1回言ってみる
どの位できるのかを計ってみる(知己:自分を知る)
ステップ3.正確に読むように!
フレーズごとに声調・変調に注意してCDなどを止めながら3回以上読みましょう。
☞一休みしましょう!
ステップ4.全文の流れに慣れるように!
CDなどを止めずに小声で追ってみましょう(知彼:他人(CDなどの中国語)を知る))
ついて行けない箇所をハイラインして、各箇所を言えるようになるまで反復練習しましょう。
ステップ5.自音声が原文に近づくように!
CDなどを止めずに大声で追って言ってみましょう。できていない箇所を反復練習しましょう。
ステップ6.使える中国語に!!
本文を見ずCDなどを止めず小声で追って言ってみましょう。大体言えるまで数回練習する
ステップ7.中国語らしい中国語に!
媒体なしで自力で流暢に読めるようにしましょう。(☞自分の現状をペースに中国語で言ってみましょう。)
※文章を読む時は、単語やフレーズを読むのではなく、文章を読むように心をかけましょう。
感情を込みながら、「抑扬顿挫」を注意して読むようにしましょう。
「抑扬顿挫」とは声に抑揚や間をもたせ,急に調子を変えたりする。
学習方法は一つではありません。学習しながら、模索していけば、きっと自分にベストな方法に出会うはずです。
ここには”知己知彼,百战百胜“を“知己知彼,百读百顺”にしましょう。
Let`s元気よく楽しく学びましょう!!