中国書道と日本書道ってどう違うの?(3ヶ月目の作品)

神戸三宮 一粒中国語教室の李維娥です。
以前から書道に対して興味があり、かっこいいなと思ってきました。
始めよう!と踏み切ったのは、当中国語教室のある受講生(日本書道・師範クラス)に中国書道を聞かれたこと、そしてあるヨーロッパ人の中国語受講生が冗談で「李先生の字は時々読みにくいな」と言われたことです(講師としては綺麗な字を書いた方が良いと反省しました(笑))
それで、週一回に中国書道教室に通うことにしました。
毛筆を持つことは小学生の書写授業以来のことでもあるのか、手の動きをまったく思うようにコントロールできません。
上記写真は開始して3ヶ月目の作品です。
左側の「永和九(えいわく)、年歳在(ねんとしはあり)」は行書体で、中国人なら恐らく誰もが知っている代表書道家王義之らの行書入門基礎編「蘭亭序」からです。
右側の「画中有詩(がちゅうゆうし)」は楷書体です。
どんどん上達していくことを目指しております。

「中国書道」を習い始めたとfacebookなどに投稿してみたら、「中国書道と日本書道が違うの?どう違うの?」と複数の友達に聞かれました。ここでは中国書道に関して簡単に紹介してみたいと思います。

中国書道と日本書道ってどう違うの?

書道は歴史が長く、奥が深いので、簡単に紹介できるとは言い難いと思いますが、ここには私が観察した違いを簡単に書いてみます。下記の写真もご参考になればと思います。

一つ目は、毛筆の持ち方が異なります。中国書道の毛筆の持ち方は90度垂直になっており、腕などは机につかないですので、前後左右に動けやすいです。
二つ目は、指の動き方は違います。中国書道は5本の指はすべてそれぞれの役割があり、それぞれの役割をうまく果たさなければ良い字を書けないと思います。
三つ目は、運筆の仕方と構造が違います。中国書道は、一画一画繋がっているような構造であり、崩れにくいです(上記「永」は楷書体の例です)。建物で考えると耐震構造になっています。

以前、日本書道をも体験したことがありましたが、大きく異なることろが上記の3点だと思います。また、私にとってはやはり中国書道が馴染みがあり、地味な練習ばかりですが、字を書いた後の豪快な感覚も味わえる気がします。

これからも中国書道の練習を頑張ります。定期的に近況報告をさせて頂きますので、中国書道に興味のある方はまた来てくださいね。
一粒中国語教室

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