神戸三宮 一粒中国語教室の李維娥です。
本日(2019/2/5)は中国の春節(春节)です。春節は“过年”ともいいます。
時々、中国語レッスンで中国語の受講生に「春節はいつですか?」と聞くと、
「春節は毎年違いますよね、今年はいつかな」との返事がよくあります。
実は、中国では西暦(陽暦)と旧暦(陰暦)が併存しております。
西暦の1月1日は元旦となり、
陰暦の1月1日は春節の日になっています。
また、この日は”正月初一”や”大年初一”とも言います。
春節の前日は大晦日になり、中国語では“除夕”と言います。
この日までに、実家に遠く離れている人も家族団らんのために、帰省します。
家族が揃って、食卓を囲んで談笑しながら、いっぱい美味しい料理を食べます。
大晦日の晩御飯は”年夜饭”と言います。この日の食卓には魚料理と餃子が欠かせないです。
その理由は発音と形によるものです。
”魚”は”余”と同じ発音で、「年年有魚(余裕のある一年になるように)」という願いが込められています。
”餃子”は”元宝(過去の通貨)”の形に似ていて、縁起が良いモノとされています。
旧暦1月1日の春節の日から1月15日の元宵節まで、
親戚や恩師・親しい友達などに”拝年”(新年あいさつ)に行く風習があります。
中国では新年あいさつの言葉もバラエティーがあります。
特徴としては、干支を使って挨拶文章を作る傾向があります。
今年はイノシシ年(中国では豚年(猪年)と言います)ですので、
”猪”という文字を使って挨拶文を作る人も少なくないです。
例えば、猪年快乐(新年おめでとうございます)
祝猪年诸事顺利 (今年も何事ともうまくいきますように)
※ 猪と诸の発音が似ているのです。
では、祝大家猪年快乐!猪年大吉!!猪事顺利