38ヶ月目の中国書道作品およびその中国語の意味
神戸三宮 一粒中国語教室の李です。
季節は春になりましたが、まだ寒いですね、いかがお過ごしでしょうか。
さて、2022年2月の中国書道練習作品をシェアします。
右側の篆書の作品は、「恭則遠於患gōng zé yuǎn yú huàn 」で、簡体字は「恭则远于患」です。
意味(書道の先生の訳文を引用)は「礼儀正しく恭謙なれば禍患を免れる」です。
(为人恭谨, 就可以远离祸患)
出典:《孔子家語・賢君》
左側の金文の作品は、「寧静以致遠níng jìng yǐ zhì yuǎn」、簡体字は「宁静以致远」になります。
意味は「落ち着いてゆったりした気持ちでないと、遠大な境地に達することができない」です。
この言葉の由来は 諸葛亮《诫子书》の一文の「非淡泊无以明志,非宁静无以致远」です。
現在は「淡泊以明志;宁静以致远」或いは
「淡泊明志,宁静致远」のような形がよく目にします。
【淡泊以明志,宁静以致远 dàn bó yǐ míng zhì,níng jìng yǐ zhì yuǎn 】:
我欲が強くては志を保つことはできない。落ち着いてゆったりした気持ちでないと、遠大な境地に達することができない。
(看轻世俗的名利,才能明确自己的志向;身心安宁恬静,才能实现远大的理想。)
Let’s元気よく楽しく学びましょう!