神戸三宮一粒中国語教室の李です。
今月のビジネス中国語研究会は9月13日にオンラインにて行いました。
またまた新しい言葉・新しいことを勉強できて、心の底から満足感が沸いてきます。
2020年9月のビジネス中国語研究会記録
当日発表されたテーマは下記の通りになります。
1.《中国式关系》剧情介绍 中国式关系讲的是什么 by h
2.考600分还复读!学霸的世界让人傻傻看不懂 |睡前聊一会儿 by M
3.《焦点访谈》 20200813 一粥一饭 不易且重大 byzh
4.在分享互动中寻找自我认同和归属感 by Li
私が発表したテーマは「在分享互动中寻找自我认同和归属感」で、サブカルチャーの話を中心に書いてある文章です。
今回は、敢えて自分の得意ではない分野の文章を選びました。狙い通り、分からないことがいっぱいある代わりに、たっぷり勉強できました。
中国のサブカルチャーについて
私の発表したテーマから一部の内容をピックアップして、中国語の学習の方にも少し参考情報になればと願っております。
☛「在分享互动中寻找自我认同和归属感」郑焕钊 来源:中国青年报( 2020年09月11日 02 版)
——网络亚文化系列谈之二
「共有における双方向のやり取りの中でアイデンティティと帰属感を探す」
–ネットサブカルチャーシリーズ その二
次は新しい言葉を中心に、文を断片的に選んで見てみたいと思います。
◆ ・・・指出生长于互联网的i世代与同龄的千禧世代、X世代和婴儿潮世代相比,更少参与社交活动,取而代之的是线上交流,…
…インターネット時代に生まれたi世代は同齢のY世代、X世代およびベビーブーム世代と比べると、社交的な活動に参加することはより少なく、代わりになるものはオンライン交流であると指摘しています。
●千禧世代:Y世代とも言い、1980年代と1990年代に生まれた人。中国語では、80後、90後とも言います。
●X世代:1960年代と1970年代頃に生まれた人。中国語では、60後、70後とも言います。
●婴儿潮世代:ベビーブーム世代、日本語では一般的に「団塊の世代」を言います。
◆即使是那些看来带有一定消极色彩的网络亚文化,如佛系文化、丧文化等, …
たとえ一部の消極的な色彩を持つネットサブカルチャー、例えば仏系文化、喪文化等、…
●网络亚文化:ネットサブカルチャー
●佛系:何も求めず、その日一日無事に過ごせられればいいという生活を送る若者を指すネットの流行語です。「佛系青年」とのネット流行語もあります。
●丧文化:喪文化。中国の若者世代に流行した、無気力、悲観、絶望などの消極的な感情から成立したサブカルチャーの一つです。
◆粉丝经济与饭圈文化所带来的巨大流量,也吸引着数字文娱产业主动地迎合青少年饭圈文化的逻辑去进行文化生产
ファンエコノミーとファングループ文化がもたらした巨大な訪問数は、デジタル文化的な娯楽産業が自主的に青少年ファングループ文化のロジックに合わせて文化生産を行うのを引きつけている
●粉丝经济:ファンエコノミー
●饭圈:ネット用語です。“粉丝圈子”の省略形で、“饭”は「fan(粉丝)」の音訳で、”圈”は「group」の意味です。直訳すると「ファングループ」になりますが、ニュアンスがちょっと違い、「ファン・コミュニティ」の訳語の方が良いとの声もあります。“饭团”、”粉圈”との言い方もあります。
ちなみに、日本のおにぎりも中国語で「饭团」と言います。
◆作者系暨南大学文学院副教授
作者は曁南大学文学院副教授です。
●系:ここでの意味は「…である」で、書き言葉です。
「在分享互动中寻找自我认同和归属感」と文章を全文翻訳して合わせて約4500文字ありましたが、新しい言葉や概念が多く、自分が翻訳した日本語を読んでもいまいち意味が分からない箇所がところどころありました。
今回のようなテーマの文章を翻訳してみて、気づいたこと:
「変化が著しい世の中で、少しでも適応能力を高めるには、絶えずに勉強しくいくことが必須で鉄則だと改めて思いました。」
これからもLes’t元気よく楽しくこつこつ学びましょう。