神戸三宮 一粒中国語教室の李です。
昨日の中国語レッスンで連動文に出てきた経験を表す”過”の位置について、議論が出ました。
ここでは、その内容を踏まえて連動文についてまとめてみたいと思います。
中国語の連動文とは何か
まずは、
連動文とは何か?どんな構造なのか?
をみてみましょう。
連動文とは、「2つ以上の動作の行われる順に動詞或いは動詞フレーズが連なって現れる構文」です。
基本的な形は「S+V1・・・+V2・・・」になります。
例えば:
我 回家 看电视。
小李 去银行 取钱 买书。
注意:”来”と”去”だけは直後に動詞を直結させることができます。
例えば:有空 来 玩儿啊!
中国語の連動文の否定・副詞・能願動詞はV1の前に
連動文の”不・都・也・想”などのは一般にV1の前に置きます。
基本的な形は「S+(副詞・能願動詞)V1・・・+V2・・・」になります。
例えば:
我 不去电影院 看电影。
我 想去中国 留学。
中国語の連動文の“着”はV1の後に
動作の継続を表す”着”はV1の後ろに置きます。
例えば:
他经常 躺着 看电视。
中国語の連動文の“过/了”は最後のVに
完了を表す”了”と経験を表す”过“は連動文の最後の動詞に置くのが一般的です。
例えば:
我 去电影院 看了一场电影。
我朋友去中国旅游过。
中国語の複雑な連動文
上記のように、連動文の基本構造、否定形、副詞や完了を表す”了”と経験を表す”过“の置く場所についてみてきました。
これらの要素を一つ連動文に表すとどんな形になるのか、ちょっとだけ複雑な連動文を考えてみたいと思います。
形はこのようになるのではないかと考えます。
S+(副詞・能願動詞)V1(着)+V2(了/过)……
例えば:
李老师 昨天也 站着 讲了一天课。
以上ですが、中国語の連動文の学習に、参考になれば幸いです。
これからもLet’s元気よく楽しく学びましょう!!